ミステリを語りたい人におすすめミステリ5選
おはようございます、うどんです。
私はミステリが好きである。昔の名作と呼ばれるミステリはそこそこ読んでいる。
精通はしてないけど、代表的な作品は読んだことあるくらいのミステリ好きである。
ミステリ好きだけど、昔の作品はあまり読んだことない、と言う人に聞いてみたい。
ミステリのこと、語りたくないですか?
ちょっと周りの人が読んでないミステリ読んで、"俺このミステリ読んだことあるぜ"とドヤ顔したくないですか?
したいですよね?私はしたかったんです!
したいから昔のミステリを読んだんです!
そこで、私が読んだことのあるミステリの中から、"これを知ってると通っぽく思われそうなミステリ"を5つ紹介!
完全に独断と偏見によるので、ご容赦ください。
また、読んだのが昔の作品もあるので、記憶違いがあったら申し訳ないです。
①刺青殺人事件
名作度 :★★★★★
オススメ度:★★★
おもしろさ:★★
- "日本三大名探偵で最もマイナー"な神津恭介のデビュー作。
- 純日本的家屋での密室に挑んだ名作ミステリ。
- 後半に颯爽と現れて事件を解決する神津恭介がかっこいい!
使用例
「日本三大名探偵って知ってる?明智小五郎と金田一耕助、後1人は知らないでしょ?神津恭介って言うんだぜ。"刺青殺人事件"って言う純日本的家屋での密室殺人に挑んだ、昔の名作ミステリでデビューするのさ。あの作品では、事件の後半に颯爽と現れて天才的に事件を解決するんだ。かっこよかったな〜。」
②占星術殺人事件
名作度 :★★★★
オススメ度:★★
おもしろさ:★★★★
- 日本三大名探偵に次ぐと言われる名探偵・御手洗潔のデビュー作。
- 構成、密室、トリック、名探偵、全てがハイレベル!
- イギリスの雑誌で「世界の密室ミステリランキング」で第2位になったらしい。
使用例
「おすすめのミステリ?島田荘司の"占星術殺人事件"かな。御手洗潔、ていう日本三大名探偵に次ぐほどの有名な名探偵が登場する名作ミステリだよ。なんでもイギリスの世界の密室ミステリランキングで2位になったとか。とある人物の手記から始まる構成と展開も見事だし、密室も素晴らしい、名探偵・御手洗潔のキャラも抜群だよ。」
③二銭銅貨
名作度 :★★★★★
オススメ度:★★★★
おもしろさ:★★★
- 江戸川乱歩のデビュー作で、日本最初の本格探偵小説。
- それまでは海外の作品が中心だった。
- 今読んでも驚く最後のどんでん返し。
使用例
「日本で最初の探偵小説って、江戸川乱歩の"二銭銅貨"っていうんだよ。それまでも海外の作品や探偵随筆はあったけど、本格的な日本の探偵小説というのはこれが最初なんだ。今読んでも、最後のオチは驚けるなぁ。名作?いやいや、殿堂入りだと思うよ。」
④モルグ街の殺人
名作度 :★★★★★
オススメ度:★★★★
おもしろさ:★★
- 世界最初の探偵小説。
- 世界最初の密室殺人。
- 後の推理小説の原型となる、名探偵C・オーギュスト・デュパンや語り手。
使用例
「世界最初の探偵小説が"モルグ街の殺人"ていうのは有名だけど、実はあれ、最初の密室殺人でもあるんだぜ?すごくない?”名探偵”っていうキャラクターを作ったのもあの小説だしね。名探偵C・オーギュスト・デュパンのキャラがなければ、後のホームズも誕生しなかっただろうな〜。無料で読めるし、読んでないならぜひ読んだ方がいいよ!」
⑤りら荘事件
名作度 :★★★★
オススメ度:★★★
おもしろさ:★★
使用例
「鮎川哲也賞は有名だけど、意外と鮎川哲也さんの作品読んだことないっしょ?一番有名なのは"りら荘事件"かなぁ。伏線が巧妙だし、それをしっかり回収する展開が見事な名作なんだよね〜。まぁ、ちょいと警察のダメダメさが目につきすぎるのはネックだけどさ。」
以上、独断と偏見でお送りしました。本当に申し訳ございません。
「モルグ街の殺人」と「二銭銅貨」は無料で読める上に、テンポが良くすぐ読み終わる。しかも、青空文庫で無料で読めるので、今読んでも損は全くない。
「占星術殺人事件」はとても面白く、御手洗潔のキャラも素敵で、私はシリーズを全て読むほどハマった。
しかし、
"東野圭吾しか読んだことのない友人"
"話題の本をある程度読む先輩"
"ジャンル問わずたくさん本を読む同僚"
に紹介したところ、全員に"つまらない"と言われてしまった。ある程度ミステリが好きでないと、楽しめないのかもしれない。
「りら荘事件」は、ミステリ界の新人賞"鮎川哲也賞"で有名な鮎川哲也さんの代表作。いろいろなレビューで高評価を受けているが、ハマれなかった。警察のグダグダに腹が立ち、主役の名探偵・星影龍三は唐突に現れフワッとしたキャラで全く感情移入出来なかったのが原因だろうか。
名作には違いないと思うので、気になった方はぜひ。
「刺青殺人事件」も、ハマらなかった名作の一つ。神津恭介のキャラは好きだけど、犯人を決めるための“勝負"や、警察と主人公以外の登場人物はほとんど犯人を知っている、と言う展開がうまくのめり込めない要因だった。
ちなみに私は今のところ、こういったミステリを語れる場面に出会えたことがない。
せいぜい、電車の中でブックカバーを外してカッコつけるか、何も知らない妻にドヤ顔で語るくらいである。
…妻よ、いつもくだらない話を聞いてくれて、本当にありがとう。
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